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(てんじんちぎのもり)絵を描くにあたり題材となった風景、気になった風景などを紹介していきます。

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ダムを見下ろす白幡神社

先日、天気も良く暖かかったため、以前からたびたび訪れている富山県富山市の白幡神社に久しぶりに足を運んでみました。


場所は国道41号線を岐阜方面に向かった山中で、国道の隣を流れる神通川の神通第二ダムを見下ろす山の斜面に鎮座しています。

そもそも白幡神社とは源頼朝を主祭神としているらしいのですが、他にも源義家や義経と言った源氏の武将を祭っている場合もあり、源氏の氏神である八幡神を主祭神としている場合も多いそうです。この神社の主祭神に関しては、僕は詳しく分かりません。
しかしダムの対岸から目にした時の、小さいながらも毅然とした佇まいに引かれて、数年前から何となく足を運ぶようになりました。



鳥居の形状は明神系の台輪鳥居で、材質は石で出来ています。その鳥居をくぐり、両側にきれいな野花が咲く階段を上ると小さな本殿があります。手水舎などはありません。本殿は切妻造の庇を長く伸ばした流造で、シンプルで美しい神額が掛かっていました。階段と本殿の間には2頭の狛犬が配されている訳ですが、この狛犬の造形が個人的にはとても好きです。きりりとエッジが利いて、バランスも良く品があります。古いものではなさそうですが、夏になると苔で全体に緑がかってしっとりとした質感が、シャープな造形と相まって趣を高めています。


2年ほど前にこの狛犬を透明水彩で描きました。サイズはF0の小品ですが、なかなか気に入っています。この狛犬の良さを少しは引き出す事が出来たかな…と思っています。

この日、神社から見下ろしたダムを撮影していたら雨が降ってきてしまいました。その後ダム側から神社の全景を写すつもりでしたが、やむなく断念しました。ですのでここに掲載した神社全景の写真は、2年前に携帯で撮影したものです。これを見て思ったのですが、この神社はいつもきれいに草が刈られ、手入れされているように見えます。たぶん地元の方々が大切にしているのでしょうね。素敵な神社なので、これからも末永く見守って頂きたいなと、心から思いました。
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