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(てんじんちぎのもり)絵を描くにあたり題材となった風景、気になった風景などを紹介していきます。

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『atelier Cue』絵画教室はじめました♪

この4月より、アトリエにて絵画教室をはじめました。

atelier Cue

あとりえ きゅーと読みます。

「Cue」は「はじまりの合図」を表わしています。

「絵を描いてみたいな。」

そう思っていても、様々な理由で踏み出せずにいる方がおられます。

僕自身、アトリエを建てるまでは、なかなか絵を描く機会をつくれずにいました。

そんな方々にも、それぞれ楽しく絵を描ける場所となれば嬉しく思っています。

スケッチ旅行などのイベントも考えています。

Cueもはじまったばかり。

たくさんのわくわくで溢れるアトリエをゆっくりまったり目指します♪
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可児市ギャラリー萬葉「二人の画家と硝子作家展」

 8月1日より一ヶ月間、岐阜県可児市のギャラリー萬葉さんにて「二人の画家と硝子作家展」が開催されています。

とても嬉しい事に、そこに僕も画家として出品させて頂く事ができました。感謝感激です。
もう1人の画家は僕の実父です。もともとは日本画家なのですが、今回の展示会には和紙絵の小品を出品しています。
同時に展示される硝子作品は、高山市でご活躍中の安土草多さんの作品。安土さんの作品は、一つ一つが“生きている”と感じさせる、その自然で温もり溢れる質感が何とも言えず魅力的です。


こちらのギャラリー萬葉さん、普段は美濃陶芸の作家さんの作品を展示販売しています。人間国宝の逸品から若手の作品まで、100点以上が常設展示されており見ごたえ十分。陶芸好きでなくても楽しめます。
お隣りには「とろろめし萬葉」が併設されており、こちらでは美味しい自然薯料理・飛騨牛が食べられます。

今回、企画開催にご尽力頂いた支配人の水野さん、関係者の皆さんには重ねて感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。
これからも皆さんの期待に応えられるよう、精進して参ります。

旧八百津発電所資料館

先日、岐阜県八百津町の「旧八百津発電所資料館」に行ってきました。
以前から噂には聞いていたのですが、なかなか足を運べず、一年越しの念願叶うところとなりました。

八百津発電所とは、明治44年に当時日本有数の発電所として建造されました。
当時は火力から水力へと発電の主力が移る時代、技術的にも確立されておらず、紆余曲折を経て完成に至った、歴史と物語を持つ発電所です。
発電所の立地や機器の選定ミスもあり、難工事や事故を招き、建設費も膨らむ事となりました。
しかし、困難を克服する事で、外国技術の吸収、国産技術の向上が進み、自立の足がかりとなったと言います。

今では国の重要文化財にも指定され、資料館として公開されています。
レンガ造りですが、外装はモルタル塗りで、全体に白い建物です。ヨーロッパ風の建築で、近くで見ると大きくて結構な迫力。軒高は12mあるのだそうです。中に入ると、一部崩れていたりしてドキドキを味わえます。更に発電装置などの機械郡が異様な存在感を放ち、圧倒されます。
ここにはアップしませんが、この機械郡が、まあ絵になる事…。一度ご覧になる事をお勧めします。この迫力は見なければ分かりません。



写真左の白い大きな建物が八百津発電所本館。その手前の一段低い所にある小さい建物は、放水口発電所です。放水口から出る、落差7mの水を再利用して発電するその発電装置は、貴重な産業遺産であり、他に現存する類例は無いと言います。
奥に見えるのは円山変電所。こちらは現役です。

歴史と産業。
大きく時代が変わる悲しさのようなものが透けて見え、この悲しみのもとに今が成り立っている事実に、僕たちは真摯に向き合わなければいけないと感じました。
芸術とは、自らの耐えられない進化の重さを表現する事かも知れない、と大げさに思ったりもしています。

時間が許すのであれば、とにかく一度、この風景を描いてみたいと思います。

空から何かを得るために


 先日、F0サイズで柿の木を描きました。
上市町から立山町へ向かう途中で見かけた木です。
僕は車を止めて携帯で写真を撮りました。

太陽の光をたくさん吸収するために、枝を伸ばし、葉をつけ、みずみずしい重い実を付け、実を落とし…
全ては新しい命をつなぐために、柿の木も必死に生きているのだろうと思います。

どこにでもあるちょっとした柿の木も、近くで見上げると大きなものです。カメラを向けても収まりません。対面に道を渡り、少しずつ離れながら液晶を覗いて、ずいぶん離れて柿の木の全体像を写真に収めました。
カメラをおろし、もう一度柿の木を見てみると、大きな空の中で、それはそれは小さく見えました。

秋の終わりの寒空に、色々な感情と教訓を頂きました。

~僕が学んだ事~
◆みんな自分の為ではなく次の命をつなぐ為に生きている。たぶん僕もそう。
◆木の枝は空に張る根。
◆美しくも無く、誰からも注目されていない柿の木も、近くで見ると意外と大きい。
◆意外と大きな柿の木も、広い空の中ではとても小さい。そして僕はもっと小さい。
◆カメラに収まる範囲と比べると、人間の視界は驚くほど広い。
◆なのに意識して見ている範囲は驚くほど狭い。
◆普段そんな事は気にしないで生きている。

柿の木との出会い一つで人生が変わる可能性もあるのだから、見るもの、触れるもの、感じる事、出来る限り大切にしていきたい。

学びながら、そのサイクルの中で自分も何か出来たら、それに変わる喜びはありません。

素敵な駅・可愛い電車


 この写真は黒部市にある富山地方鉄道『舌山駅』です。
ご覧のように、かなり年期の入った味のある駅舎です。
素敵ですよね。
この写真を撮ったのは2年前の春でした。何気なく通りかかり、携帯電話で写真に収めました。「自分の手で絵にしたい」そう思い、あっという間に2年です…年が経つのが早過ぎます。
今も描きたくてうずうずしていますが、まだ手を付けられずにいます。

富山地方鉄道の黄色と緑の電車も可愛いですよね。

肌色の角ばった電車も見かけますが、こっちの黄&緑の方が好きです。春、雪の残る立山をバックに野花の中を走る姿は、あまりの美しさ、ほのぼのした可愛らしさに感動すらします。そんな走ってる姿も撮りたいんですが、走ってる電車って撮るの難しいですよね、タイミングが。

ライトレールも良いですが、昔ながらの市電も風情があって良いなぁ、と思います。ただ、最近の市電のラッピング広告は頂けません。(あのどぎつい全面広告)
さもしいと言うか、商売とは言え自分達の街の魅力を半減させている様な気がします。松川の桜を写した写真の後ろにあれが写っていると、ちょっとげんなり。
観光も富山県の重要な産業だと思いますので、歴史・文化を尊重した上での商業であってほしいなぁ。
あくまで個人的な意見ですが。
        
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