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(てんじんちぎのもり)絵を描くにあたり題材となった風景、気になった風景などを紹介していきます。

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旧八百津発電所資料館

先日、岐阜県八百津町の「旧八百津発電所資料館」に行ってきました。
以前から噂には聞いていたのですが、なかなか足を運べず、一年越しの念願叶うところとなりました。

八百津発電所とは、明治44年に当時日本有数の発電所として建造されました。
当時は火力から水力へと発電の主力が移る時代、技術的にも確立されておらず、紆余曲折を経て完成に至った、歴史と物語を持つ発電所です。
発電所の立地や機器の選定ミスもあり、難工事や事故を招き、建設費も膨らむ事となりました。
しかし、困難を克服する事で、外国技術の吸収、国産技術の向上が進み、自立の足がかりとなったと言います。

今では国の重要文化財にも指定され、資料館として公開されています。
レンガ造りですが、外装はモルタル塗りで、全体に白い建物です。ヨーロッパ風の建築で、近くで見ると大きくて結構な迫力。軒高は12mあるのだそうです。中に入ると、一部崩れていたりしてドキドキを味わえます。更に発電装置などの機械郡が異様な存在感を放ち、圧倒されます。
ここにはアップしませんが、この機械郡が、まあ絵になる事…。一度ご覧になる事をお勧めします。この迫力は見なければ分かりません。



写真左の白い大きな建物が八百津発電所本館。その手前の一段低い所にある小さい建物は、放水口発電所です。放水口から出る、落差7mの水を再利用して発電するその発電装置は、貴重な産業遺産であり、他に現存する類例は無いと言います。
奥に見えるのは円山変電所。こちらは現役です。

歴史と産業。
大きく時代が変わる悲しさのようなものが透けて見え、この悲しみのもとに今が成り立っている事実に、僕たちは真摯に向き合わなければいけないと感じました。
芸術とは、自らの耐えられない進化の重さを表現する事かも知れない、と大げさに思ったりもしています。

時間が許すのであれば、とにかく一度、この風景を描いてみたいと思います。
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初めての誕生日

公私共に忙しく、全く絵を描けない日々が続いています。

ただ、描きたい題材は増えていくもので…、何となく焦る毎日。

そんな中、うちの子が初めての誕生日を迎えました。



「おめでとう」

1年間、無事にこれて良かったね。
でも、君の人生はまだまだ長い。
本当の幸せは、これから来るんだよ。

いつも一緒に居られなくてゴメンね。
パパはもうしばらく、頑張らなきゃいけないから。


うちの辺りは子供が少ない。
とても過疎化が進んでいます。

皆がたくさん子供を産んで、
日本中が、子供で溢れると良いな。
子供が1人増えると、その何倍も幸せが増えるから。


2010年 今年も宜しくお願い致します

旧年中はたいへんお世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

ろくに挨拶も出来ずに1月もすでに後半…。

お世話になった方々には、お礼の一言も申し上げられず、心苦しい日々を送る今日この頃です。

本当にありがとうございます。
皆様、末永くお付き合いの程、宜しくお願い致します。

もう朝ですが

 ガッツリと夜更かししてしまった…。
今夜はもう眠れそうも無いので更新を。

今日はRaven Maize のThe Real Lifeを聞きながら書いています。
この曲と初めて出会ったのはたぶん2000年なので、もう9年前になります。僕にとっては、いまだに色あせることの無い魅力的な曲です。ただ、最初に聞いたのはこちら
のバージョンでした。Fatboy Slim のリミックスです。Norman Cook さすがだなぁ…と思いましたが、後からオリジナルを知るとそっちの方が良かったりして。
でもオリジナルもQueen の Bohemian Rhapsodyをサンプリングしているんですよね。
フレディ・マーキュリーも何かの影響を受けてBohemian Rhapsodyをつくったのだとしたら、人は時代を超えてつながっているんだなぁ、と思わざるを得ません。

坂本龍一氏が講演でミスチルを目指して終わるなとおっしゃっていたようですが、まさにその通りだと思います。
そう言えば4月に坂本龍一氏が富山に来ます。行きたかったなぁ…

なんか今回はリンクだらけになってしまいました。

↓画像をひとつ。

仕事柄CG映像の制作に携わっているもので、神明鳥居を3D化してみました。とりあえずTEST。
そのうち、神社の境内を紹介する3D 映像をつくりたいなと思っています。

色々やりたい事が多すぎて一つも前に進んでない感じがしますが…、困ったものです。

岐阜県を少しだけ

 先日岐阜に行く用事があり、ついでに少しだけ観光してきました。
東海北陸道を車で飛ばして、まず最初に立ち寄ったのは郡上市白鳥町前谷にある阿弥陀ヶ滝。
高鷲インターを出て少々迷いながらふもとの駐車場までたどり着き、そこから厚く雪の残る川原の小道を登る事15分位。

鳥の声や水の音に癒されながら気楽にハイキングを楽しんでいると、目の前に現れた滝は凄まじい程の迫力。雪解けの季節だからか水量が半端じゃありません。轟音と水が起こす風圧で飛ばされそうになりながら、近付くにつれ全身びちゃびちゃ。会話も聞こえません。岐阜にもこんなダイナミックな滝があったのかと初めて知りました。
夏には滝の近くの流しそうめん屋さんも営業していて観光客も来る様なのですが、この時は僕ら以外誰もいませんでした。けっこう雪も残っているので歩きにくいですが、この季節だからこそのあの迫力はちょっとお勧めです。ちなみの真冬は凍った滝が見られるそうです。


夜は大垣で一泊して、翌日は岐阜市の梅林公園で行われた梅祭りに行ってきました。
梅の花には、桜と違う何ともいえない繊細な魅力があります。

名前も実に良いですね。豊後鶯宿(ぶんごおうしゅく)・御所紅(ごしょべに)・桜鏡(さくらかがみ)・幾夜寝覚(いくよねざめ)…etc.
何となく文学的な知性を感じます。
今までまじまじと梅を見たことは無かったので、梅の魅力を知る良い機会となりました。

この公園にはD51が展示してあります。

これも良かった。警笛を鳴らした時の迫力と臨場感は格別でした。子供たちに混じって僕らおじさんも目を輝かせていました。(笑)

その後ロープウェイで金華山に登りました。金華山は上から見下ろすと下から見るよりず~っと高い。勾配が急だからでしょうね。しかし高すぎて、籠城戦の際、水の確保が大変だったそうです。それはそうでしょうね、井戸掘っても水脈まで届かないし…。雨水を貯めたり、岩から染み出る水を使っていたそうですよ。何でこんな所にお城建てたんでしょうか?

↑写真は金華山のリス村、リス君ベストショット

岐阜県は身近だけど、まだまだ面白いところがありそうです。